購入した商品が海外発送だったり、海外から日本の商品を購入したりといったケースがある、Amazonの「海外配送」。   この記事では海外配送できる商品の例や必要な料金、商品が届かない場合の対応や海外発送のやり方についても解説しています。Amazonの海外配送が不安な方もぜひ参考にしてくださいね。   Amazonで海外発送されるケースには、主に以下の2パターンがあります。自分でも気づかないうちに海外発送の商品を購入していることもあるので要チェックです。   日本のAmazonで海外発送されるケースは、自分が海外に住んでいて日本から発送される場合と、海外在住の知人に日本のAmazonから商品を送る場合の2パターンが考えられます。   例えば海外に暮らす日本人が日本でしか手に入らない商品を取り寄せたり、海外在住の友達や家族にプレゼントをする際にAmazonから直接商品を発送してもらうといったケースです。   Amazonで購入した商品を自分で梱包・発送するよりも安くて手っ取り早いため、Amazonから直接海外発送してもらえると助かりますね。   海外在住の自分や知人に商品を発送するわけではなくても、Amazonで購入した商品の販売元や発送元が海外の場合は、海外発送されることになります。このケースはAmazonグローバルとは関係なく、日本版のAmazonで販売元や発送元が海外であると知らずに購入するケースも少なくありません。   海外から発送される場合は配達までに日数がかかることが多いため、配送が遅いなと感じたら海外配送ではないか調べてみるといいでしょう。   「Amazonグローバル」を活用すれば自分が海外に住んでいても、日本に住んでいる友達や家族を頼らずに、自己完結で日本の商品を購入できます。   Amazonグローバル海外配送が利用できる対象地域は決まっていますが、たいていの主要国では利用可能です。ただし社会情勢や自然災害などの影響で配送できないこともあるため、その点だけ留意しておきましょう。   Amazonグローバルではすべての商品が海外配送できるわけではなく、配送に非対応の商品もあるため要注意です。具体的にどの商品が配送できるかは商品ページを見ればわかりますが、おおまかな配送可能商品と基本的に配送できない商品は以下を参考にしてください。   【基本的に配送できる商品】   日用品・化粧品・文房具・書籍・洋服・アクセサリー・バッグ・おもちゃ・家電・ペット用品、DVD   【配送できないことが多い商品】   食品・医薬品(※指定医薬部外品は購入可能)   食品はほぼすべての商品が海外配送不可と考えてよいでしょう。しかし一部の食品は海外配送に対応しています。Amazonグローバルのカテゴリー検索で「食品・飲料・お酒」を洗濯すると配送可能な商品が一覧されるので、その中から選ぶのもよいでしょう。   Amazonで利用できる海外配送には、「関税後払い配送」と「Amazonグローバル海外配送」の2種類があります。これらは関税を先払いするか後払いするかの違いであり、先払いしておけば商品が到着した際に関税を払う必要がないので非常に楽ですよ。   次にご紹介するAmazonグローバル海外配送の対象国ではない場合は「関税後払い配送」となり、商品が届いた際に関税の支払いが必要です。関税が必要かどうかや計算方法は国によって異なるため、不安な方は注文前に確認しておきましょう。   Amazonグローバル海外配送に対応している国であれば、注文時に関税を含めた価格の見積もりができ、商品代金と一緒に関税を先払いしておくことができます。配送先や商品により例外はありますが、基本的に商品が届いた際に関税を請求されることがないため安心ですね。   なおAmazonグローバル海外配送で前払いした見積もり金額が、実際の金額より少額だった場合は自動的に差額を返金してもらえます。逆に実際の金額より見積もり金額が高額だった場合、差額を請求される事はありません。その点からも良心的なサービスといえるでしょう。   Amazonグローバルとは、海外在住でも日本版のAmazonの商品を購入して海外配送してもらえるサービスです。利用するなら日本版Amazonアカウントを無料でよいので作っておくのがおすすめ。日本に住んでいる家族や友達を経由しなくて済むため、好きな商品を気兼ねなく買い物できます。   なお日本版のAmazonアカウントを作成する場合、プライム会員になると通常はお急ぎ便が無料になるという特典がありますが、海外配送の場合は関係ないのでプライム会員になる必要はありません。   海外では日本の商品が2〜3倍増しの価格で売られていることもありますが、Amazonグローバルなら日本の販売価格で購入できて非常にお得ですよ。   Amazonグローバルは、アメリカ合衆国・イギリス・イタリア・インド・オーストラリア・カナダ・韓国・シンガポール・スウェーデン・タイ・台湾・中国・ドイツ・ブラジル・エジプト・アラブ首長国連邦など、じつにさまざまな国と地域で利用可能です。   Amazonグローバルを利用する際に必要な料金は、商品代金・送料・関税の3種類です。配送料は商品の販売者によっても異なりますが、配送1件ごとにかかる料金と、商品1個ごとにかかる料金の合計が必要になります。   しかしEMS(国際スピード郵便)と比較しても安いことが多いため、非常にお得な海外配送サービスといえるでしょう。   AmazonグローバルはDHL(国際輸送サービス)を利用しているため、他の海外配送サービスと比べても非常に早く配送されるのが魅力です。   配送日数の目安は早くて2日、長くても7日と日本国内でネットショッピングするのとほとんど変わらない感覚で海外配送できます。なお注文確定するとお届け予定日が表示されるので、いつ届くのか気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。   Amazonグローバルで購入した商品の関税は国や地域によっても異なりますが、Amazonグローバル海外配送に対応している国なら見積もり金額以上の関税がかかる事はありません。配送料と関税以外に必要な手数料などもないため、気軽に利用できますよ。   Amazonグローバルでは日本の消費税10%が免税されるため、その点でもお得に利用できますよ。海外配送の際に送料無料になるサービスは基本的にありませんが、配送料も他の海外配送サービスより安いため、総合すると比較的お得に買い物できますよ。   Amazonグローバルで海外配送を利用するには、まず日本版Amazonのアカウントを作成しておく必要があります。アカウントがある場合はAmazon.co.jpにアクセスし、欲しい商品のページで「〇〇国への発送の対象」と記載があるかどうかをチェックしてください。配送可能範囲外と表示されている場合は購入できないので要注意です。   次に届け先の住所を登録し、発送オプションや配送オプション、支払い方法を選択すればあとは注文確定するだけ。なおこの際に、購入する商品がすべて同じお届け日になっているかどうかもチェックしておきましょう。お届け日が違うと配送料が別でかかってしまう場合があるため注意が必要です。   お届け先の住所を英語で登録する場合、エラーになるケースも見受けられます。その場合は入力フィールドの文字数制限に引っかかっているケースが多いため要注意です。   海外の住所の場合、入力できる文字数は半角50文字以内となっています。すべて半角で記入できているかどうか、文字数を超えていないかどうかをしっかりチェックしておいてくださいね。   Amazonグローバルとは関係なく、日本在住で日本版のAmazonを利用しているにもかかわらず、海外から商品が発送される場合があります。購入前に海外発送商品かどうかを確認するには、商品ページの「新品の出品」や「中古品の出品」を選択すれば出品者一覧が表示されるので、そこで発送元の国が確認可能です。   ここでも記載がない場合は出品者プロフィールの住所や電話番号を確認してみてください。なお購入後も出品者プロフィールはチェックできますよ。   海外の販売元でも基本的には問題なく商品を購入し、しっかり配送されます。ただし出品者によっては注文したのに商品が届かないというトラブルもあるため、一概にはいえません。万が一商品が届かなかった場合は、Amazonマーケットプレス保証が利用できるので安心してくださいね。   Amazonグローバルで注文確認画面に表示された料金以外に、追加で請求されることは基本的にありません。関税後払い配送の場合は配送時に料金が必要になりますが、Amazonグローバル海外配送ならあらかじめ料金がわかっているため便利です。   注文した商品がお届け予定日の最終日から3日経過しても届かない場合や、届いた商品に不具合が損傷があったり商品説明と著しく異なっていた場合などは、Amazonマーケットプレイス保証を利用して返金を受けることが可能です。   他にも出品者との返金や商品の交換に関するトラブルがあった際も対応してもらえます。返金が受けられる条件や返金そのものについての詳しくは、Amazon公式サイトのヘルプ&カスタマーサービスページを参照してください。     Amazonで注文した海外発送の商品がなかなか届かない場合は、次のような原因が考えられます。-販売元の都合で商品の発送日が遅れている- 輸送途中にトラブルがあった- 海外発送のため配送に時間がかかっているこのような場合の対処法は次の項目で解説していますので、あわせてチェックしてみてください。     海外発送の商品で、稀に商品が「配達済み」となっているのに届かない場合があります。その場合はあせらず以下の方法を試してみてください。   Amazonで注文情報を確認した際に「配達完了」と表示されているのにまだ荷物が届いていない場合は、以下の確認をしてみてください。   上記のチェックを全て行っても原因が見当たらない場合は、まず配送業者へ直接問い合わせてください。   配送業者をチェックするには「注文履歴」から該当の注文を選び「配送状況を確認」確認できます。追跡番号がある場合は、各配送業者の配送状況確認ウェブサイトをチェック。Amazonのヘルプ&カスタマーサービスページでは、海外配送の配送業者の連絡先やURLもすべて記載されていますよ。   上記の方法で商品の追跡も注文のキャンセルもできない場合は、出品者(販売元)に直接問い合わせましょう。   出品者に問い合わせるには、注文履歴ページの「注文に関する問題」ボタンを選択。するとメニューが表示され、その中に「荷物が届いていません」があるので選択すれば、出品者に連絡がいきます。もしこの方法で出品者から一向に返信がない場合は、出品者のプロフィールページに記載されている電話番号に直接連絡してみてください。   出品者と連絡が取れない場合は、Amazonカスタマーサービスに連絡するのがおすすめです。ただし基本的に対応してもらえるのは、注文のキャンセルや返金依頼、配送業者がAmazonと記載されている場合についての問い合わせのみとなっています。   どうしても困った時は、Amazonカスタマーサービスで折り返しの電話を申し込むか、またはチャットサポートを依頼しましょう。   日本ではなかなか手に入らない商品を手軽に購入したり、海外でも簡単に日本の商品が購入できたりと、上手に活用すればAmazonの海外配送はとても便利です。ぜひこの記事を参考にして、Amazonでの買い物を楽しんでくださいね。   ※本記事に掲載している情報は、記事更新時のものになります。   ※各種セールは必ず開催があるとは限りません。本記事記載のセール・キャンペーンは予告なく終了となる場合があります。   ※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がクラシルに還元されることがあります。   ※製品画像はAmazonより